企業SNSアカウントにとって有益なフォロワーとは?【SNS-5】

こんにちは!チカミチの後藤です。

これまでご紹介をしておりました、UGCを活用した「ULSSAS」(ウルサス)のサイクルを回すためのポイントとして、獲得したいフォロワーの特徴を紹介していきます。必要なのは、「UGCである口コミ投稿を生まれやすくすること」と、「UGCが拡散して情報が広まりやすくすること」。この2つを実現するためにはどんなフォロワーさんがいればいいのか、具体的に見ていきましょう。

どんな人をフォロワーにできたらいい?

「インフルエンサー」という言葉をよく耳にするようになりましたが、これは主にSNSでの情報発信で世間に大きな影響を与えている人たちのことです。芸能人やスポーツ選手など、みんながよく知る「有名人」という解釈が一般的でしたが、SNSの利用が格段に増えた現在では、人々の消費活動に対してネットやSNS上で大きな影響を与える人を指すようになりました。一般人であっても、ある分野で多くの支持を集められる人であれば、誰でもインフルエンサーになり得るということです。

このインフルエンサーを介して企業の発信したい情報を拡散できれば、効率的にUGCを生み出せそうですよね。しかし、ただ単純にフォロワーが多いインフルエンサーの人を見つけて情報を発信してもらうだけで、UGCを広めることはできるのでしょうか。

フォロワーのフォロワーを考えてみる

ここで、SNSを使っている人たち同士がどのようにつながっているのかを考えてみます。SNSでつながるのは、まず友達や家族などの日常的に親しい関係の人。次に、職場や学校など社会的につながりがある人。最後は、実際には面識がなく共通の趣味や関心だけでつながっている人です。

ツイッターをしている方は自分のフォロワーにいる人を見てみると分かりやすいかもしれませんが、プライベートでもよく連絡をとる家族、友人、仕事や学校関係の人がほとんどを占めているのではないでしょうか。

では、既に数千人〜数万人のフォロワーがいるインフルエンサーの場合はどうでしょう。「5000人ぐらいの人といつも連絡取り合うぐらい仲良し!」という人は、さすがにいないんじゃないかと思います。フォロワーがたくさんいる人の場合は、割合として先ほど説明した中の「趣味・関心でつながっている人」、つまり実際には面識のない人たちから多くフォローされているということが考えられます。

また、友達からLINEやメッセージがきたら基本的には返事をしますよね。ツイッターでも同様で、「いいね!」やリプライを送りやすいのもお互いにフォローし合っている友人や知人であり、プライベートで仲の良い人同士で多くSNS上でのやりとりを行っているのです。

フォロー数、投稿頻度もひとつの要素

ツイッターやインスタグラムには企業の公式アカウントが多数存在しており、飲食やコスメ、アニメ、音楽など種類は様々。興味のある分野でそういったアカウントを片っ端からフォローしていると、あっという間にタイムラインが埋まってしまいます。もともとフォローしているアカウント数が多い人からフォローされたとしても、発信した情報がその人の目に留まる可能性はかなり低いものです。

また、SNSを主に「見る側」として使っている人たちもいます。情報を集めるために利用していて、自分から投稿することは頻繁にないというケースです。

フォローしている数や投稿の頻度も、影響力のあるフォロワーになるかどうかひとつのヒントになりますね。

企業アカウントにとって嬉しいフォロワーとは?

たくさんのフォロワーを持つインフルエンサーであっても、発信した情報に対してフォロワーの多くが無関心だった場合は意味がありません。共感した人による「いいね!」やリツイートが生まれることでUGCができていくので、SNSでアクションを起こしてくれる人を多くフォロワーに持つ人が、企業にとって嬉しい効果を生むフォロワーなのです。

よって、プライベートな関係性の人とSNSを利用している人、そして投稿数が多い人と関係構築していくと、UGCを生みやすいということが分かります。フォロー数・フォロワー数が多すぎず、気軽にリツイートやコメントをしてくれるアカウントだとより理想的ですね。

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