SNSマーケティングで認知度を上げるために必要な考え方【SNS-7】

こんにちは!チカミチの後藤です。SNSマーケティングについてこれまでお話してきましたが、新規のお客様を増やしていくための「認知度獲得」について詳しく考えていきたいと思います。

商品や企業に対する認知が広まれば、それだけ獲得できる顧客数は増えます。だからこそ、マーケティングにおいて「認知度」を上げることは無視できません。認知が広まれば商品のネット検索数が増えて売上に繋がっていくのですが、その認知度向上のためにただ広告をたくさん掲載すればいいというわけではありません。

広告配信は、一時的には効果のあるものですが、継続性がないからです。広告もうまく活用しながら自社のメディア・SNSを連携させて動かしていく必要があります。

SNSで生み出せる広告効果

ネット広告に限らず、テレビCMや街中の看板などの広告効果は、お客様が広告を見ている時間・場所だけに限られます。そのため、広告を出稿した時の一時的な効果のみになりがちです。しかし、SNSマーケティングではこの一時的な効果だけではなく、連鎖的に情報発信をすることによって大きな宣伝効果を生み出すことができるんです。

SNSでは、企業が一方的にお客様へ向けて情報発信するだけではなく、情報を発信した後もSNSのユーザーが口コミ情報であるを発信してくれるため、情報発信源がユーザーの数だけあるんです。SNSマーケティングでは、企業側だけではなく、SNSのユーザーである消費者も一情報源として捉え、メディア媒体の種類や時間を超えて情報を伝えることが可能なのです。

最近ではSNSのシェア機能によって、個人の投稿内容が他の人々の共感を呼び拡散された結果、世の中全体の話題になるということが当たり前になってきました。いわゆる「バズる」というものです。何かの拍子に1つのUGCが爆発的に広まれば、これもバズったことになります。世間から注目されて自動的に認知度向上=売上アップに繋がりはしますが、バズることだけがSNSマーケティングでの成功なのかと言うと、そうではありません。

「バズること」はゴールではない?

もし、会社のSNSアカウントを使った販促を任されたら「商品をSNSでバズらせたい」と考えそうですよね。一気に商品の情報がSNSやネットで拡散されれば、その分認知度も高まって獲得できる顧客の数が増える・・・と想像すると思います。しかし、「バズる」というのは様々な要素が折り重なって偶然起こるSNS上の事象です。有名な企業であってもバズらせることが難しいこともあれば、ツイッターで一個人のつぶやきが数十万回リツイートされることもあり、当然ながら誰にも予想することはできません。

仮にバズを起こすことができたとしても、SNSで注目度が上がるのはほんの一瞬です。様々な情報が溢れている中で、一度拡散された情報が多くの人の目に留まり続けることは難しく、商品のことを知った人々が実際に購入するかどうかも分かりません。必ずしも、バズることが成約率の向上に繋がるとは限らないといえます。バズることだけを狙った企画を考え続けるのは、あまり現実的ではありません。

SNSで何度も情報に触れる機会をつくることが大事

重要なのは、一時的にバズることよりも商品や企業の情報に繰り返し触れる機会をつくることです。何度も情報に触れる機会があれば、知らないうちにその商品を好意的に意識する「単純接触効果」が働くためだと言われています。情報を見る回数が増えるほど商品についての知識がつき、実際の購入に繋がりやすくなります。

更に大事なのは、単純に広告数を増やして情報に触れる機会を増やすのではなく、UGCを増やすということです。UGCである口コミが積み重なることで、一過性のバズとは異なり、時間がどれだけ経ってもお客様に情報が届き続けます。あらゆるところで口コミが投稿されればそれだけ商品の認知度は上がり、商品名や企業名の検索、そして売上へ直結するのです。時間や場所に限定されず、連鎖的に情報発信が続いていくというところがUGCの強みです。

つまり、「バズること」よりも「UGCによる情報の積み重なり」が認知度向上に繋がりやすい方法であり、UGC増加を重視することが SNSマーケティングに必要な考え方であることが分かります。

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